お茶を飲みながら

なんか書く、長続きするかも不明

はまち13巻

書いてる本人も存在を忘れていたブログだが、書き込める媒体があるなら書き込むか、ということで再利用していきたいと思います。

 

せっかく存在を思い出したので今後も不定期かつ話題も無秩序(というか自分の書きたいこと)で書いていきます。というかオンラインメモ帳ぐらいの勢いです。

 

ということで、表題についてです。

”やはり俺の青春ラブコメは間違っている”、略して”はまち”やら”俺ガイル”やら呼ばれているライトノベルシリーズ(以下”はまち”)ですが、自分は結構好きです。

 

アニメ一期→ラノベ全巻と進んで二期の内容はラノベで読んでたせいであんまり見る気が起こらなくて未視聴などといった穴もありますが、ひねくれた主人公やどこか陰のある登場人物、なによりも心情とそれにリンクした情景描写が好きで、読んでる最中でも何度か止まったり読み戻したりしながら読んでます。

 

そんなこんなで発売日に一気読みしてしまったので衝動のままに書きます。まとまってないと思いますが申し訳ない。

当然「やはり俺の青春ラブコメは間違っている 13」およびその他の巻についてのネタバレを含みますのでご注意ください。

 

(ここから個人の記憶に残っている印象)

前半で築いた奉仕部の関係と、そこまでの関係を否定する6巻、そこからお互いに疑問を持ちながらも関係を作っていく後半。

読者に関係性への不安を持たせながらもそのままでいてほしいという期待(※個人の感想)を砕きに、関係に名前が付けられてしまう12巻。

(ここまで個人の記憶に残っている印象)

 

さてここからどう終わりに向かうんだ、とやきもきして待たされた13巻では、一番最初の関係を引き合いに出し、登場人物たちが物語での最初の関係を思い出しながら現在までに起こった変化を実感する、そんな話だと思いました。

 

比企谷八幡雪ノ下雪乃では、一巻の冒頭での物語の始まる話が終わる話をしていた。

比企谷八幡平塚静では、最初からずっとあった生徒と先生の関係が終わりに近づいていることを実感させられた。

比企谷八幡葉山隼人では、クラスカーストの上位と下位などといった話から、それらをとっぱらった関係になった。(もとからそうだったかも?)

他の登場人物たちとの関係も、主人公である比企谷八幡から見ると、だいぶ様変わりしていることが読んでいて痛感できた。(多分今後は物語冒頭ほどはぼっちじゃない)

 

また、この巻ではかなり他の人物の視点が詳細に入った(気がする)。

今までは、誰ともつかない登場人物の心情が、分かりづらく吐露されるという形であったのに対し、今回はかなり明瞭にわかる形で差し込まれ、各人物の考えが分かるようになっていたのが印象的だった。

これのおかげで、葉山隼人の思い人についてや(そういえば呼び方が思い返すとそんな感じ)、雪ノ下陽乃の考え方(の一端)が読者にもわかりやすい形で示されたように思う。

 

また、12巻では明示されなかった(自分の考え足らずだとは思う)、比企谷八幡由比ヶ浜結衣ラインの依存のベクトルについても、この巻で説明され、なるほどなぁ、という気分になった。

 

3人の関係が疑似家族になっていたことが明確になった。

 

12巻の時点でさんざん雪ノ下雪乃が”妹”であることと比企谷八幡が”兄”であることが強調され、まあこの二人についてはさもありなん、雪ノ下雪乃由比ヶ浜結衣もいままでの描写と”妹”であることをつなげればまあ分かる、という感じであったが、どうも比企谷八幡由比ヶ浜結衣が、分からなかった。

二人とも依存されてるだけなのか?

この二人の間は?”兄”と”姉”の間って何?

なんて12巻読破時点では考えていました。

 

そこを疑問に思っての13巻で、由比ヶ浜結衣が”母”だと雪ノ下陽乃に指摘されることで、共依存ベクトル相関図が完成した。

確かに、”妹”ー”兄”ー”母”という関係にどうして気づかなかったんだと思うぐらいに説明としてしっくり来た。

”妹”と”兄”の間では”お願い事”は言葉や口喧嘩などをもって交わされるが、”兄”と”母”の間の”お願い事”は、”母”が率先して行う。行ってしまう。少なくとも、”母”は二人に常に構いたがっている。

ここで少し面白いのが、”妹”ー”母”ではその関係ではなく”妹”ー”姉”として構いたがることだ。

だからこそ文中の指摘でも最も重症なのは”兄”-”母”だと書かれている。

この3人は全員が同学年で同い年であるにも関わらず、実のところは同格ではなかった。

これが、後半での3人の”偽物”の正体なのか、と一人勝手に思っている。

うーん、面白い。

 

もう一つ読んでいて気になったのが、雪ノ下陽乃が大人であることが強調されたことだ。

少なくとも後半に入るまでの役割が”年上の厄介者”という印象が強かったため、後半に入ってからの描写で”優しい目線”という単語が散見され、当初は結構困惑した。

 

しかし、12巻で本格的に登場した雪ノ下母と対比すると、不思議と、ああこの人味方なんだな、となって、違和感は薄らいだ。

まあ何よりも、飲み物がワインである、という小物一つでも印象が変わるもんだから、やはり面白いものである。

 

以上、どう考えてもまとまってないが、どう収拾つければいいかもわからないのでとりあえずここで終了。

機会があれば今までのとかを読み返して復習がてらまとめたいが、意欲やらなんやらが沸くかは不明だ!

そもネタも一貫するかは、不明だ!

こんな感じですが、読んでいただきましてありがとうございました。

 

 

冒頭に書くのもどうかと思い最後に書きますが、稼働中かどうかもわからないブログにそれでも残そう、とコメントをいただき、本当にありがとうございました。

正直どんな気持ちで当時書いたか覚えていないですが、それでも書いたことに対しての返信がしてあり、うれし泣きしたいレベルです。

本当にありがとうございます。